共和化工株式会社

KYOWA PRESS

ブラジル・SANEPAR(サネパール)社と堆肥化実証試験の調印式を実施

ブラジル・SANEPAR(サネパール)社と堆肥化実証試験の調印式を実施

2023.05.09

【技術協力協定を正式に締結】

共和化株式会社(以下、共和化工)は2023年4月20日にブラジル・パラナ州上下水道公社(以下、SANEPAR)と堆肥化実証試験に関する技術協力協定を正式に締結しました。

SANEPARはブラジル国パラナ州内にて、249か所の下水処理施設を所有している会社です。そこから発生する下水汚泥は日量『410t以上』であり、SANEPARは新たな処理方法を模索していました。


今回、共和化工の有する堆肥化技術を活用して、この下水汚泥を肥料化する実証試験に取り組むこととなり、実証試験はおよそ2年実施されます。実証試験では、超好熱菌を用いた好気性堆肥化による、下水汚泥処理の評価を行い、共和化工は技術の提供、SANEPARは場所の提供を行います。本試験では、クリチバの南アトゥバ処理場から発生する下水汚泥を用いる予定です。

調印式には、共和化工および、SANEPARの各関係者以外にもパラナ州副知事のダルシ・ピアナ氏やInvest Paraná社のジアンカルロ・ロッコ国際・制度関係部長など多くの方々が参加されました。

●Invest Paraná社
https://www.investparana.org.br/

共和化工株式会社 松澤取締役

共和化工の取締役である松澤は「私たちの技術が、温室効果ガスの削減を中心とした持続可能な開発目標(SDGs)のパラナ州での実践に役立ち、この汚泥処理をブラジルや世界にとってより持続可能なモデルに変えていくことを期待している」と述べました。


SANEPARのクラウディオ・スタビレCEOは、最初はあくまで実証試験であるが、将来的には州も同社も商業的な関係を確立する意向があることを考えており、また、パラナ州のダルシ・ピアナ副知事は、パラナ州は農業資材の主要な生産地であり、共和化工の技術を導入することで農家が安価に肥料を購入することにつながること。環境問題を解決し、農作物用の肥料に変えることができ、双方にメリットがあると強調しました。

●関連リンク
・パラナ州
https://www.aen.pr.gov.br/

・SANEPAR(サネパール)
https://site.sanepar.com.br/noticias/sanepar

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